バカヤロウ!
母から電話があった。
「話の続きをしなくては」
心中穏やかならず、ではあったが「いいけど」と返した。
なんやかや電話で話すうちに、結局のところ
「バカヤロウ」で終わった。
当分、ほっとくことにする。
弁護士と話しをした。
母が「お願いしている」弁護士。
ちょっと話しは長くなるよ。
もう、何から話せばいいやらな~
1.母はなぜ弁護士を「お願いしている」か?
母は三鷹市を相手にスッタモンダやっているんである。私が中学3年生のころ、今の実家の土地を購入した。当時、一帯は畑地だった。
見る間に畑地は細切れに切り売りされていって、各戸の敷地の間にはほそーいネコ道が通るばかりになった。
実家は東南の角地なんだが東側のネコ道を実家が買い上げる話もあるにはあったが、実行されないまま長くもとの所有者(畑地の持ち主)名義のままだった。
いくばくか経ち、ネコ道買収話を具体化させようと思いたったんだが、フタを開けたら「公道」として登記されていた。市が買い上げたんだか、地主が提供したんだかは不明。
父母は「買収の約束をしていた」といって役所に談判したが、ものわかれになった。
2年ほど前にその話を蒸し返し、母は弁護士とともに対三鷹市との交渉を再開した。
そして、この度、市の条令?条例?が発布された。
南側は公道と言っても、ネコ道同然で、最も小型の消防車さえ進入不可能。消防法の観点から幅員拡張する必要がある。
よって公道に面した各戸は南側の土地1.5mを公道に提供せよ、というもの。
それについては、母は弁護士には相談せず、さっさと南側をひっこめた。
ブロック塀を壊して、1.5m内側に新たに塀をこさえたんである。
で、母の言い分。
「言うとおり引っ込めたんだから、代わりに東側の道をよこせ」と。
「引っ込める前なら、まだ食い込める余地も数パーセントは残されてたんですがね~」
昔のイキサツはともかく、「公道」として登記されてしまっている以上、払い下げ、売却は、どうみても不可能。母の都合のよい「バーター」など、全く了見違い。という見解は私と弁護士とでは一致していた。
単に「バカじゃね」な話しじゃないの!
で、である。
2.なぜ私が弁護士と話したか?
4月に父が亡くなって以来、様々に事務処理は済ませたのだが、1件し残したことがある。遺産相続。それに関しても母は同弁護士に処理方をお願いしている。
1ヶ月ほど前に事務所に出かけて話しをし、基本ラインについて相互確認ができた。
「法廷どおりの相続とする」と。
「一旦全てを母が相続する」は世間常識から考えてあり得ることではあるが、わが母に限っては非常にリスキーなのだ。
理由は次のとおり。
1)母は「大義のために」といって○○党に尊い?献金1000万円!をしたことがある。
2)父の遺産で「なんちゃら○○研究所?」だたら「財団」だたらを設立する、と言ったことがある。
3)昨年のある時期、1ヶ月の間に電話会社を3回変えた。
4)事務処理、管理能力が低下している。むしろない。
3)については既に母の記憶には残ってもいない。4)については全くその自覚ナシ。
1)母は「日中友好に貢献した」と自負している。「胡錦涛主席にも会ってきた」と胸を張る。なんのことはない、そりゃあ一個人でそれだけ献金したのだもの、なんちゃら交流訪団の200人から上参加の末席に加わるぐらいのことはあったのだ。○○党だって、そのぐらいのことをしなくちゃ、言い訳も格好もつかないだろうて。
2)ときたひにゃあ、お話にもならない。「そんなこと!」と反対したね。「あんたがもらってもただの金」など言いやがるので、当然最後は「バカヤロウ!」でもの別れ。
以上から、母に全て相続させたらどんな事態が起こり得るかは想像に難くない。フタを開けたらスッカラカンってなこと。
3.なぜフタを開けたらスッカラカンだといけないのか?
1)母の面倒を見るのは結局のところ私なんである。
2)面倒を見るには多額が必要になる。
3)できることなら家計に負担かけずに費用は捻出したい。
ああね~
「面倒みるなんて、見られる方のことなんか考えてもいないくせに。都合のいいようにやっつけろ、ぐらいしか思ってないだろう」
とくるからね~
結局、この件も「バカヤロウ」ではい一丁あがり!
言っときますが、常に先に「バカヤロウ」は私にはあらず、っすから。
で、ようやく本題。
弁護士のすすめにより、ともかくも相続の話をしに母のところへ行ったのが1ヶ月ほど前。
開けっ放しの玄関を入ったら、母は寝ていて、起こしたら「誰?」って顔してる!私が行くから、と言ったことさえ記憶が定かではないらしい。
のは、ま、いいとして(よかないけどさ)
どうにも、フツウの話しがフツウに進まない。とんでもないところに話しがリンクする。
母が三鷹市とスッタモンダしている東側の道の件を賛同して、働きかけの行動をともにしなければ「あんたには相続の資格はない!」と言い放つんである。
どんなに順序立てて客観的に話しを進めようとしても、全く意に介さず、ネチネチ同じ繰り言を言う母に、ほとほとウンザリした。
「そんじゃ、もう帰るわ」
「なぜ?」
「埒明かないし」
「なぜ賛同できない」
「だから~」
どこまでも、回るんである。
「ま、とにかく、今日は帰る」
と言ったら
「もう来るなッ!2度と来るなッ!!」
来た、来た、来た~!!!
機を捉えるに敏なれ!ださ。ごく冷静に罵詈に雑言で返答。
「死んじまえッ!」
これで当分「娘の顔など見たくもない」となり、話しは保留されると期待した。
弁護士との話し合いで、母がどうしても言い張ったら、「ほっといて相続しなければいいんです」と結論を得ていたから。
浅はかな期待は虚しくも破れ、罵詈の舌の根も乾かぬうちに「喪中のはがき」をなんとかしろ、と連絡してくるは、「せんだっての話の続きを」と言い出すは…
もうね、お手上げ!
まあさ、もう1回ぐらいは虚しくとも、罵詈雑言キャッチボールはするとして、当分は、「顔も見たくない」はこっちのセリフなんですけどね。
ああ、メンドクセ。
ショガナイ、ショガナイ。
何?だから…
「話しは長くなるよ」って言ったっしょ。
「まりりんの日々修行」更新中!
11月5日
http://blog.livedoor.jp/asobist/archives/2008-11.html#20081105
佐瀬 稔『狼は帰らず_アルピニスト森田 勝の生と死』【中公文庫】
11月4日
朝の通勤電車中、読了。
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