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2011/12/15

ニャンコロジー?!!

12月15日
母のところへ行ってきた。
最初に母を撮ったのと、キキを庭で撮ったのと、母がイベント食のちらし寿司を食べているところを撮ったのとをサービス版に焼いてもらって、持って行った。

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「ほらほら、可愛く撮れてるでしょ」
と言ったら
「ほんとだ、可愛く撮れてる」
と嬉しそうにする。
しわくちゃな自分の顔見せられて怒っちゃうかな?とちびっと心配だった。20111215moth03
「これは、なんだか寂しそうな顔してるなー。なんでだ?」
「うん、お寿司がね、美味しかったから、一所懸命だったんじゃない。夢中で食べてたよ」
「そうか、そうだ。美味しそうだ」
「ほらこの時は司法書士の気賀先生も一緒だったでしょ」
「ああ、気賀先生だ」
「お母さんの食べてるちらし寿司があんまり美味しそうだったから、帰りに駅の近くで、先生と一緒にお寿司食べちゃったんだよ」
「ほんとだ、美味しそうだ」

せんだってデジカメのモニターを興味ありげに覗き込んでいた様子で感じたとおり「自身のことには興味を示す」はぴったしカンカンだった。

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「さあてこの子はだーれだ?」

やっぱり「キキ」の写真には強く反応する。
「チョンじゃあないし…」
チョンってのは、私が娘のころに家にいたにゃんころっけ。
「うちの子のキキだよ。ケンタロが連れてきた」
「あああー、そうだ、そうだキキだ」
「そんでね、キキも14歳でねじいさんになっちゃってさ、牙がほら、1本なくなっちゃってね」
「どーしたんだ?」
「わかんないのよ。気が付いたら1本なかったのよ。折れたんだか、抜けたんだか、本人にも聞いてみたんだけど、『わかんにゃい』ってさ」

あ、受けた!母は声を出して笑った。

キキは夫の母が存命だったころ、しょっちゅう、まんじゅうだのカステラだのせんべいのかけらだのをもらって食べ、すっかり雑食猫になってしまった。どんなに「猫を短命にするから」と言っても、義母は聞いたしりから忘れてしまい、ある時かなり強く言ったら、以降、テーブルの下でこっそり菓子を与えるようになった、キキもくれる人をよく知って義母の足元でもの欲しそうに顔を見上げてた。

てなことだの、
今ではもう「いいや何でも好きなもん食や」で少しは食べさせちゃってるよ。

っとか、
柿ピーが好きで、特に種だのピーだのを床に滑らせたのを追いかけていって、捕まえて食べる「柿ピーレース」が好きなんだ。

ってな話も、時々笑ったりして、楽しそうに母は聞きいているばかりか
「猫はお菓子をやっちゃあ、いけないんだ」
と合いの手を入れたり

「それで虫歯になっちゃったのかなあ?」
といえば
「猫も虫歯になるのかな?」とちゃんと受け答えする。

撮った写真を中に、ずいぶん会話らしきを交せた。

私も母も間違いなくキャットピ-ポ。そういう意味では猫の習性には明るい。だからこそ、ことにニャンコ話はよく続くのだろう。

今度から、キキもだが、庭に遊びに来るよそのねこさんや、近所をうろついているのら公がいたら、たくさん撮っておこう、など思ったことだった。

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2011/12/02

ピンポンッ~♪×3

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つわぶきは
主なしとて冬空に
憂しとも思わでおもて上げ

12月2日
母のところへ行ってきた。
母は要支援1レベルから要介護4へ短期間で急激に変化していった。伴ってケアプランも変更しなければならず、変更内容について同意の上署名が必要だった。母の成年後見人の先生も同席願った。

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面談を終えたら、ちょうどお昼時になった。今日は「イベント食」だとかで、近所の寿司屋から昼食が届いていた。
「こんにちは」
振り向いて、飛び切りの「嬉しい顔」を返してくれる。
「だーれだッ?!」
「アキコちゃん」
「ピンポン!」

「今日はね気賀先生も一緒よ」
「…」

やっぱりもうわかんないかー、とか思う。

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「美味しい?!」と訊ねると、わずかに首を縦に振るが、イクラを指して「これってなあに?」、カニ身を指して「これは?」とか話しかけるんだが、何一つ反応しない。ただただ黙々と食べている。
なんだかな~

ところが…

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さて帰る段になって、後見人の先生が声をかけたので
「さて、誰でしょか?」
とダメもとで聞いてみたら
「気賀先生」
と応えたんである。
ピンポンッ!×3だわ。びっくり!!!

老人性脳血管性の認知症だけでなく、頭がい骨骨折・硬膜下血腫と物理的な力が加わったことによって引き起こされた血腫の影響で急激に脳機能が失われた母は、衝撃を受けずに済んだ、比較的健全な脳領域も残っているのだろう。

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2011/12/01

渋谷挽歌

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雨上がり。少し寒い。冷たいが湿った空気が鼻の粘膜に優しい。
もう12月だ。
「師」にあらずでか、忙しくて走り回るというより、時の過ぎゆきしのあまりにもの瞬きの間の速さに困惑を隠せず、無力を嘆くほど切実にもなれず、ただもう呆然と網膜に映る影を内側からとろんとして眺めるばかりだ。

渋谷桜ヶ丘も晩秋の扉を閉じて、次の季節を迎え容れようとしている。

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