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2008/12/29

ベンの代弁

○シーン1山間の集落

■早朝。

・あたり一面の雪景色。かなりの勢いで雪が降っている。

・道脇に止まっている車。同じく道の脇にザック。見る間に車もザックの上にも雪が積もっていく。

・最後の登山装備準備をするCap他隊員6名(ABCDEF)。

・ベンがストックをセットしている。

○シーン2鹿島山荘前。

Capが入山書投函箱に入山書を入れる。見守る7名。

■Capが隊員に向き直って

Cap:オレの後ろにベン。

ベン:Yes

CapAは最後尾。BCDEFは適宜で1列。

■言われた順に1列に並ぶ隊員。いずれも引き締まった表情。

・ベンの表情は硬い。

・隊が動き出す。

Capの後部、大きなザックの後姿のベン。

○シーン3登山道

■深い積雪。急勾配の雪斜面をもくもくと歩く隊員の後姿。

・ベンが段差の大きい雪面を乗り越すのにてこずっている。

・ベンの横顔。息が荒い。顔から滴り落ちる汗。

Capとベンの間、若干の距離。

○シーン4登山道

■ますます雪面の勾配が増している。

・ベンの吐く荒い息。

・ベンの歩きが止まり、ゴーグルを上げる。ベンの苦渋の顔。

・上気したベンの顔に雪が降りかかる。

Cap:どうした?ベン!

ベン:Yes

Cap:こんなところで、そんなじゃあ、先が思いやられるぞ

ベン:…

■ベンの吐く荒い息

Cap:体調がよくないね。

ベン:…

Cap:ムリだな。

ベン:…

○シーン5登山道

■急勾配の雪の登山道を独り降りてくるベン。

・ゆがんだベンの表情

○シーン6登山道

■幾分なだらかな登山道。針葉樹の枝に積もった雪が時折音もなく落ちてくる。

・無表情で歩いているベン。

・平らな雪面にいきなり仰向けにひっくり返るベン。

・大の字なって上空を見上げるベン。雪を溜めた針葉樹の枝の間から見える灰色の空から絶え間なく雪が舞い降りる。

・ベンの顔に雪が降りかかる。顔がゆがむ。

ベン:チクショッ!!!

■大の字なって動かないベンの上に針葉樹の枝に溜まった雪が大量に落ちる。上がる雪煙。

・雪まみれになるベン。

・ベンは起き上がろうとするが、ザックの重みで起き上がれない。

・もがきながら、ようやく雪の上に座り込むベン。

・全身についた雪を落とそうとするベンの上に、またもや大量の雪が落ちてくる。

・雪煙が納まった後、笑い出すベン。         (了)



ベンって誰じゃあーッ?!

ワシじゃーッ!!!



歩き出して30分もしない地点で敗退!Capから撤退勧告されるまでもなく「ダメだ」と悟らざるを得ない体たらく。


平地では「復調」したかにみえて、厳しい状況下で頑張れるまで盛り返してはいなかったと自覚。

帰りのあずさの中で複雑な胸中に沈むユトリなく爆睡。

帰宅後も爆睡。

ってなことで

暮れは人並みに掃除なんぞして、「寝正月を決め込む」に決定!

チェーッ!!!




「まりりんの日々修行」更新中!

1229

http://blog.livedoor.jp/asobist/archives/2008-12.html#20081229

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コメント

おばちゃん,かっこいいよ。(/_;)

投稿: まったん | 2008/12/30 23:42

まったん様

どこがよ~
カッコワリよ~
30分で敗退なんてさ~

でもまあ、メンバーには
最小限の迷惑ですんだかな。

無理して行ってたら、どうなってたか。
お天気荒れてたみたいです。
じゃんじゃん雪!

相当、不調だったとは、帰ってから気づきました。
帰った当日、翌日
ほとんど寝てました。

低体温症なんても、あるってから
撤退が妥当だったと今は思っています。

でも…
グヤジ。

投稿: 本屋のおばちゃん | 2008/12/31 01:06

そうだ。あのときのねんこさんの気持ちがわかったのでは? もう遠い昔になってしまいましたね。^^

投稿: まったん | 2009/01/03 01:35

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